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【茶茶の間の新茶】 清明 2023 50g Pick up

CHACHANOMA Seimei 2023

【茶茶の間の新茶】 清明 2023 50g

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3,000円 (税込)

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茶茶の間の新茶
『清明 2023』
CHACHANOMA Wagen

● 品種:印雑(近藤早生)・杉山八重穂 ● 採取:手摘み ● 産地:静岡県静岡市駿河区 ● 茶種:線茶
● Tea cultivars:Inzatsu・Sugiyamayaeho ● Picking:Hand picking ● Tea grown region:Shizuoka ● Type:Sencha


『海風と山の出会う畑から』
「清明」の畑を思い浮かべると、4月なのに汗ばむような日差しと、穏やかに抜ける風を思い出します。いつ行っても優しい風が抜ける伸びやかな雰囲気の畑です。そこから2023年最初のお茶が届きました。
ひとつひとつ、丁寧に積み上げるような手入れを施した畑では、穏やかな気候と、春の光によって健やかな茶葉が育ちました。しっかりと成長した茶葉からは新鮮な茶葉の香味が広がります。甘み、香り、そして刺激にも感じられる茶葉の鮮度感。新茶の愉しみを味わうことができる茶葉です。


『新茶固有の香りと二つの品種』
静岡の中央を流れる安倍川に河口で合流する丸子川、その川を少し遡った先、山に入ったすぐの場所に畑はあります。静岡のなかでも暖かい地域で露地栽培でも最初期に摘み採られるお茶です。少しフルーティな香りを持つ紅茶の品種の流れをくむ「近藤早生」と、青々しい香りが特徴の「杉山八重穂」の二つの品種を同時に摘みとって製茶しました。どちらも早く芽がでて成長する品種で新茶固有の香りと相性がよく、冷茶にするとソラマメを思わせるような爽やかな甘い香味が広がります。
摘み取りは4月4日に行われました。毎年、「清明」は清明節の前後に摘採をされるのですが、今年は畑の育成が例年よりも早く、しっかりと成長した茶葉での摘みとりになりました。例年よりもどっしりとした成熟した茶葉の味わいを持つお茶に仕上がっています。


『季節を楽しむ香味』
新茶は一番茶とも呼ばれ、その年の春に摘み採られたお茶のことです。季節を味わうことができるお茶です。
作りたての茶葉からはその時期にしか感じることのできない青々しい香りが膨らみます。この香りが品種の個性と重なり合うことで、この季節にしか楽しむことのできない香味になります。当店はシングルオリジンのお茶の個性を重視するため、新茶の香りが品種の個性とあうお茶を新茶として販売します。できたてのお茶は一カ月ほどの期間、時間とともに茶葉の香りが膨らみ、味わいが変化していきます。

新茶の季節は桜の開花でその年の気候を感じます。今年は東京での桜の開花が3月14日で平年よりも10日も早い年になりました。早かった昨年よりもさらに一週間も早い開花です。静岡でも例年よりも5日ほど早い24日の開花でした。2月までは冷え込みが厳しかったですが、3月にはいって穏やかな気候が続いたためとても早い開花につながりました。お茶も同じように早く芽が出て、結果成長した茶葉を摘みとることができました。お茶の味わいを楽しむことができる仕上がりです。



『冷茶で引き出すお茶の香味』
お茶の香りは高温で淹れると引き立ちやすいですが、新茶に関しては冷茶をお勧めします。
これは新茶特有の香りが冷たい時の方が感じやすく、鮮度感のあるお茶の味わいも穏やかになり、甘みを楽しむことができるからです。

濃厚に淹れた冷茶からはソラマメやコーン、山菜や甘草、ナッツのようなコク、雨が降った後の草原のにおい、そのようなものを喚起させるすこし香ばしさのある甘い香りが引き立ちます。スッと抜けるようなエッジの効いた収斂味もあり、エスプレッソのような力強い印象です。味わいはスッと抜けていくのですが、香りはいつまでも長く残ります。
みずみずしさが胸に染みわたるようなお茶で、息をするたびにお茶の香りが奥から膨らみます。 口の中にはチリチリとした刺激、お茶の収斂味が鳥のさえずりにように響き、爽やかですが芯のある香りが膨らみます。
お湯をさすと心地よい渋み、先ほどよりも青々しさのある濃厚な香りが膨らむスッキリとしたお茶になります。お茶を飲んだ時の感覚に心地よさというのを考えることがあるのですが、今年の「清明」はスッと染み込んでくるような優しく穏やかな飲み心地に、体の中から膨らむ香りに酔うような心地よさがあります。甘いお茶のジュースを飲んでいるような澄んだ味わいです。

一年をかけて自然と人が作り上げた季節の香味をお楽しみください。



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