CHACHANOMA AKANESORA
茶茶の間の煎茶
『あかね空』
CHACHANOMA Akanesora
● 品種：おくゆたか ● 採取：ハサミ ● 産地：静岡市清水区 ● 茶種：煎茶
● Tea cultivars：Okuyutaka● Picking：Machine picking ● Tea grown region：Shizuoka ● Type：Sencha
◇商品紹介◇
澄んだ穏やかな香りと、味わいのスッキリとしたお茶です。
クリアで優しい味わいの奥からほっこりとした香りが広がるのんびりと飲みたいお茶です。
「あかね空」は『おくゆたか』という品種のお茶です。
名前に『おく』とあるように、「やぶきた」よりも芽が出るのが遅い品種です。
比較的寒い地域で作られているのもあり、４月の段階ではまわりの畑よりも一回り小ぶりですが、サイズの揃った新芽がきれいに並んでいました。
静岡の少し東に位置する両河内と呼ばれる山間の産地で作られたお茶です。
興津川沿いにある細い道沿いに川をさかのぼっていった先、山が迫って道がなくなる直線の、集落の最も奥に位置する畑で作られたお茶です。
少し気候が寒い地域で、お茶の品種によっては寒の影響を受けることもある土地ですが、しっかりと手入れをされた力強い畑が広がっています。
茶葉を大きく育てて製茶をするのが得意な生産者さんのお茶で、奥行きのある味わいになっています。
有機栽培による旨味が少なめで、すっきりとした味わい、澄んだ香りも特徴です。
優しいお茶の味わいがとても飲み心地の良いお茶です。
お茶らしいフレッシュな香りに、品種の特徴のマンゴーを思わせるような香りが茶葉の奥からほのかに膨らみます。
特に茶葉が開いてくるとお茶の品種の香りは引き立ってきますが、同時に出しすぎると出がらしの蒸れたような香りも出てきてしまいます。
心地よいフルーティーな香りを感じられるぐらいの浸出時間で淹れるとおいしいお茶です。
品種の香りは春先と秋の乾いた日には感じられやすく、季節によっても茶葉の状態が変化することを感じられる茶葉です。
『香駿』のような濃厚な甘い香りがお茶の香りの上に乗るような濃厚な甘さではなく、フレッシュなお茶の青々しい香りの中から柔らかな印象があふれるように感じられる爽やかなお茶です。
少し肌寒い春の日に木立からこぼれる温かい日の光のような優しい印象のお茶です。
渋みもありますが全体としてとても穏やかにまとまったお茶です。
どのようなときにも楽しめるお茶です。
熱湯ですっきりと淹れる、濃いめの冷茶にして濃厚なコクを楽しむ。
有機栽培らしいあっさりとした後口がお菓子とも相性がよく、万能で親しみやすいお茶です。
